2016年11月8日

Vol.4 人を前向きにしてくれる場所~表参道~

孟意堂風水的 パワースポット探訪

現在の皇居、かつての江戸城は、風水学を取り入れて建てられたというのは有名な話です。東京の礎は風水学で築かれたといっても過言ではなく、パワースポットとしては王道ともいえる神社仏閣だけでなく、見慣れた街並みや空間にも風水学上、エネルギーが満ちた場所がたくさん点在しています。
そこで孟意堂風水の久美子先生と身近な場所にあるパワースポットを巡りながら、あなたに最適な場所をご提案します!

 


アニヴェルセル表参道にて

【今回のパワースポット:表参道(東京都渋谷区)】

効果として:
十干の誰に合っている、というよりも、仕事がうまくいかないといったことで精神的に疲れている人、穏やかな気持ちになりたい人、平和を実感したい人、心が負のスパイラルに陥っている人を前向きにしてくれる場所です。
仕事で忙殺されていてカリカリしている人が、気持ちをクールダウンさせるために来る場所としては適しません。そういう点でいえば、等々力渓谷や上野恩賜公園とは違うベクトルのエネルギーが流れています。

●トレンドの最先端、表参道がパワースポット!?

編集部:食事やショッピングで何度も来ていますが、パワースポットという視点で表参道を見たことがなかったので、久美子先生と表参道に来るとは思いもしませんでした。

久美子先生:表参道は明治神宮の参道の一つとしてつくられた通りです。JR原宿駅の脇にある南口へと通じていますが、パワースポットとして有名な明治神宮とはまた違うエネルギーを持っていて、興味深いですよ。明治神宮に関しては次の機会にでも詳しく紹介したいと思っていますが、ショッピングなどで表参道を歩くことが多いなら、表参道が持つエネルギーを知って活用しておいて損はないでしょう。

編集部:ショッピング目的で表参道を歩いただけなのに、パワーをいただけるなんてありがたいことですものね。

久美子先生:パワースポットが持つエネルギーには、特に勢いがある時期があります。風水では、山や水の気が流れるルートのことを龍脈と呼んでいることからもわかるように、龍(エネルギー)が動くことで天や地に影響を与え、時代の流れが変わると考えられています。まずは地が、次に天が影響を受けます。天と地が影響を受ける時期を表した「三元九運」を活用して、私たち風水師は時代の動向を読んでいますが、その時期によってエネルギーの勢いが変わるんですよ。

編集部:時期によってエネルギーの強さに強弱があるなんて知りませんでした。

久美子先生:「三元九運」では、2023年くらいまで天運が第八にあたり、第八の期間は北西・東南の線と北東・西南の線、つまり米印のななめの線に勢いがあります。東南から北西にかけて一直線に伸びる表参道は第八運の今だからこそ訪れておくべきパワースポット。すごくおすすめの場所です。

家族やカップル、仲間同士で歩きたい

編集部:今まで訪れた等々力渓谷や上野恩賜公園と違って、風水では「生命の源」だと考えられている水が見当たりませんね。

久美子先生: 川や池がないので“水がない”と感じますよね。でも今回訪れてみて、なるほどと思いました。街路樹がとても元気なので、古くは水の潤いを持った土地ではないかと感じていたのですが、川が流れているんですね。その名残もちゃんと発見できました。ほらここ、神宮前派出所の横に、「さんどうばし」と書かれた石碑があるでしょ。今は上を覆って道路にしていますが、この下には渋谷川が流れているようです。

編集部:何度も表参道を歩いているのに、まったく気付かなかったです!

久美子先生:東南・北西のエネルギーは強風ではなく穏やかな風が流れ、心地よさを感じるという特徴があります。だから家族やカップルで表参道を歩くと、けんかもしないで済むんじゃないでしょうか。専門的なことをいえば、東南は巽(たつみ)という長女を意味する方位で、北西は乾(いぬい)というお父さんや皇帝などを意味する方位です。女と男、陰と陽が揃っているからバランスが良く、心地よいと感じられるんですね。

神宮前交差点で金運アップ

久美子先生:神宮前交差点まで歩いてきました。青山方面から歩いてくると、ゆるやかな下り坂になっていることがわかりますよね。そして神宮前交差点がお椀の形のようにくぼんでいて、そこから明治神宮に向かって今度は上り坂になっています。こういう場所はお金がたくさん集まります。水って高いところから低いところに流れるでしょ。風水では、水がたまるような地形を持った場所にお金が集まると考えられていますから、ここは金運アップが望める場所です。

編集部:商売をする人にはいいですね。

久美子先生:商売は商売でも、特に向いている商売がありますよ。昔の中国では、街や村といった地域の中で東南に位置する場所に、学校や昔でいう寺子屋を置いたりしていました。風水では東南という方位を文昌方位と呼んでいますが、この文昌方位はもともと頭を使う人たち、クリエイティブな仕事をする人たちが支配する方位です。

編集部:表参道や原宿は、デザイン事務所やファッション系などクリエイティブな分野の人が集まっている街ですよね。そう聞くと納得です。

久美子先生:クリエイティブでお金が集まる場所。そういう視点で神宮前交差点に面したビルを見てください。みんな交差点のぎりぎりまで建物を建てるのではなく、交差点に面する側に広いスペースをあけていますよね。さらに交差点に面したビルの一つは、明堂をちゃんと準備しています。どのビルかわかりますか? 明堂とは「一定の広い空間」のこと。私の著書「金運を引き寄せる孟意堂風水」の第二章にもあるように、明堂を配しておくとお金や人、エネルギーがたくさん集まります。神宮前交差点が持つエネルギーをしっかりと吸収しているからこそ、いつも人であふれているスポットになるんですね。

(プロフィール)

孟意堂 久美子(まんいどう・くみこ)

名古屋市出身。学生時代から中国に興味・関心を持ち、結婚を機に香港に移住。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、風水師デビッド•ソーの弟子として無常派風水に師事。2008年デビッド・ソー氏が急逝する一週間前、「風水マスターとして独立しなさい」と告げられたことをきっかけに、ソー氏の意思を受け継ぐことを決意。その後、香港風水界の四天王と呼ばれた白鶴鳴氏、朱鷸橋氏らに師事し、風水三合法・三元法の大家である漢五派の門を叩く。

漢五派を継承した唯一の日本人として、第七十三代嫡系・孟意堂(意に長けるの意味)の名を授かり、企業や有名店、そして個人への風水鑑定やセミナーを行う。風水学だけでなく、四柱推命や、お日柄や暦を見る「擢日(たくじつ)」を組み合わせるのが孟意堂風水の特徴で、風水によって人の心と生活を豊かにしたいと中国・日本を行き来しながら活動を続けている。

著書「金運を引き寄せる孟意堂風水」(廣済堂出版)

孟意堂風水 公式サイト

http://mannidou.com/

孟意堂E-learninghttps://gogetterz.com/course-view-details/2229

Pocket page weekly「〜孟意堂の風水シリーズ!〜風水の奥義を行く!」

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